将来原点となる一日

先日2021年3月18日に着付師デビューをしました。


初の着付けは、昔からお世話になっている方のお嬢様の小学校卒業式の袴の着付けとなりました。


小さな頃からの成長を見てきて、もしご縁があれば着付けをして差し上げたいと思っていたところ、お母さまより「着付けをしていただけたら、記念になるのでお願いしたい」と、ありがたすぎるご依頼をいただいたのでした。


お客様のご指定いただいた場所で、お客様の持ち物での着付けは初めての経験となります。

傍から見れば資格をとりたての「新人着付師」の身分ではあります。

しかし、お客様からしてみれば着付師は新人であろうがベテランであろうが「プロ」です。

大切なお嬢様の卒業式という、一生に一度の思い出の日に着付けを任せていただいたのですから責任を持って行わなければなりません。

私自身も「新人」ということに甘えたくありませんでしたので、どんなことがあっても動じず、自信を持って、確実に行うことを心に誓って、毎日練習を行い、事前準備や当日の持ち物も考慮し用意を行いました。


当日は、お嬢様の着付け中に、お母様やお祖母様が優しい笑顔でお嬢様を見守るお姿がとても印象的で、お嬢様の成長に私も感無量の気持ちになりながら、着付けをさせていただきました。

当日、お嬢様がお召しになった着物はお母様のお気に入りの小紋とのこと。

お母様のぬくもりを纏って卒業の日を迎えられるのは、とても素敵なことですね。

着付け終わったお嬢様の袴姿は、とても愛らしくお似合いでした。

お式を終えたお母様からは、

「着付けがピシッとしていて、古典柄の着物も似合ってるし、他の子達より綺麗で可愛かった」

「やんちゃな娘も着崩れせず夕方まで過ごしました」

「脱いでしまうのがもったいないくらい可愛かった」

と嬉しいお言葉をたくさん頂きました。


お嬢様の思い出の一コマに立ち会えたことを心より感謝申し上げます。

ご卒業おめでとうございます。


何年かして原点を振り返った時、この日を思い出すこととなるでしょう。

私の宝物の一日です。


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ユーザーネーム mahokimono

優しく凛として 真帆きもの

山野流着装教室 着付け 出張着付け 着付け教室 日本の民族衣装「着物」 世界の中でも唯一無二な日本独自の衣装 優しさの中にも凛と一本筋が通るような…まさに日本人そのものを表わしているように感じます いにしえの技術の素晴らしさ、纏う者を魅了する美しさは、着物の世界に触れれば触れるほど、新たな発見と同時に奥深さに驚かされます そんな着物の魅力をお届けしながら日本の美を継承していきます

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